Foster Plan養育計画書について
養育計画書とは、夫婦が離婚や別居するとき、父母間で締結する養育費の支払方法・子育て・しつけ・面会交流のスケジュールなどに関して事前に定める契約です。養育計画書を作成することで、お子さんのためにお互い協力し、お子さんがご両親の愛情を感じながら成長する可能性を高めることができます。
養育計画書の具体例です。
(例1)
養育計画書
1.親権者
子の親権を以下のように定めます。
子の名前:大垣 未来
親権者:大垣 花子(以下、母)
2.養育費
父は、母に対して、以下の条件で養育費を支払うこととします。
・養育費の額:月額50,000円
・養育費の支払期限:毎月25日まで
・養育費の支払い期間:この取り決めの月から子が成人となった後も学業を終えて就職する日の前月分まで
・その他:小学校への入学時には祝い金として10万円を支払うこととします。その後の進級時については、双方協議します。入院、手術に要する医療費は、双方が半額ずつ負担します。
・支払い方法:A銀行 B支店 普通口座 口座番号123456 口座名義 大垣 花子
3.面会交流
父は面会交流をすることができるものとします。面会交流の詳細を下記に定めます。
・月に2回程度 日帰り3時間程度
・6ヶ月に1回程度 宿泊2日程度
・交流の場所は、公園や近隣施設など
・父母の連絡方法はメール
・面会交流へ向かう際の子の交通費:母の負担
・父は、子を予め決めた交流の場所以外に連れ出すときには、母の承諾が必ず必要であるものとします。
・子は、父の日には父と過ごすことができることとします。父を含む親族の誕生会に参加できることとします。
・その他:父は、子の誕生日に手紙を添えたプレゼントを贈ることとします。
4.しつけ
・起床時間:7時
・就寝時間は21時
・身支度など、自分のことは自分でさせることとします。
・家事は、子自身ができることは行わせることとします。
5.社会とのつながり
・子が友人と外出することを認めるのは、10歳になってからとします。
・子のデートを認めるのは、15歳になってからとします。
・子が参加したい習い事やクラブについては父に事前に相談することとします。
6.母が亡くなった場合
・母が亡くなった場合、子は父と生活し、父は別居の祖父母(死亡した母の両親)との
連絡を断たないよう子に促すこととします。
7.事情の変更
事情が変わった場合や、問題が生じた場合には、父母は誠実に話し合い養育計画を
変更することができるものとします。
令和3年11月22日
父:大垣 太郎
住所:
電話:123-456-7890
メールアドレス:
母:大垣 花子
住所:
電話:0123-456-789
メールアドレス:
(例2)
養育計画書
○○(以下、父 )と△△(以下、母)は、離婚後も□□(以下、子)に愛情を継続して与えること、子と関わりを持ち続けること、そして適切な教育を施すことが子の最良の利益及び福祉になるとの共通認識をもち、以下の養育計画に合意します。
1.親権者
子の親権を以下のように定めます。
親権者:母
2.養育費
父は、母に対して、以下の条件で養育費を支払うこととします。
・養育費の額:月額35,000円
・養育費の支払期限:毎月10日まで
・養育費の支払い期間:この取り決めの月から大学を卒業するまで
・その他:進級時には祝い金として10万円を支払うこととします。
・支払い方法:A銀行 B支店 普通口座
口座番号123456 口座名義 △△
3.面会交流
父は面会交流をすることができるものとします。面会交流の詳細を下記に定めます。
・1週間に1回程度 日帰り6時間程度
・6ヶ月に1回程度 宿泊3日程度
・父母の連絡方法は電話・メールとします。
・父は、子を予め決めた交流の場所以外に連れ出すときには、母の承諾が必ず必要であるものとします。
・父からのプレゼントは、誕生日やクリスマスなど特別な時のみとします。
・子の体調不良など予定していた面会交流が実施できない場合は、代替日や代替手段を設けるものとします。
・その他:子が父に会いたいときは、いつでも会えるものとします。
4.しつけ
・起床時間:7時半
・就寝時間:20時半
・自分のことは自分でできるよう促し、挨拶ができるようしつけます。
5.社会とのつながり
・保育園のイベントには、どちらかが必ず参加できるように協力します。
・子が参加したい習い事やクラブについては事前に父にも相談します。
6.事情の変更
事情が変わった場合や、問題が生じた場合には、父母は誠実に話し合い養育計画を変更することができるものとします。
令和3年11月22日
父:大垣 太郎
住所:
電話:123-456-7890
メールアドレス:
母(親権者):大垣 花子
住所:
電話:0123-456-789
メールアドレス:
追加項目の具体例
・再婚相手と子が養子縁組する場合
・引越しをする場合の通知等
・電話その他の交流
・否定的な発言の禁止
・言づての禁止
・アルコールや薬物の禁止
・タバコの害にさらすことの禁止
・日誌交換について
・園及び学校行事への参加
・医療保険とその費用負担
・成績や記録の共有
・両親が協力して子育てしていることを子供に伝える方法
・素晴らしい親として子どもを育てるときに一緒に考えるべき事柄